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(もしかしてパーキンソン病?)日常でこれを感じたら危険サイン!

症例発表をしたイギリスの医師の名前がもとになっている「パーキンソン病」は、50歳以降、加齢とともに発症率が高い脳の病気で、脳の神経伝達に関与する物質・ドーパミンの減少によっておこると言われています。

 

60歳以上になると100人に約1人(患者の男女比の差はなし)、この病気には特徴的な症状がありますが、他の病気や原因と類似することもあり、早急な正しい診断と治療が今後の予後(医学的な見通し)を左右することになります。

 

ですので、いつもと違う’’異変’’を‘‘異常’’と疑い、専門医の診察を受けることが必要です。
本人だけではなく一緒に住む家族の気づきも大切な視点となります。

 

パーキンソン病の4大症状と言われるものに、

 

・手足のふるえ(振戦)
・体のこわばり(筋固縮)
・動きがゆっくりになる(動作緩慢【寡動】ひどくなると無動)
・バランスがとりにくくなり、転びやすくなる(姿勢反射【保持】障害)

 

があります。

 

パーキンソン病患者さんの多くはまず「ふるえ」によって異変に気づくので、「ふるえの初期症状」に特化して少し詳しく説明したいと思います。

 

ふるえはガタガタとした大ぶりなものではなく「小刻み」(1秒間に5~6回くらいのリズム)なのがこの病気の特徴です。「じっとしているとき」におこり、動作が開始されると止まる傾向にあります。

 

指と指を小さくこすりあわせるような動きもパーキンソン病のふるえの特徴で、初期はまず、左右どちらか「片側」の上肢・指からおこります。そして次に生じた側の下肢へ移り、徐々に反対側におよんでいきます。

 

気をつけたいのが、高齢者に多く、またパーキンソン病のふるえと混同しやすいものに「本態性振戦」というものもありますが、決定的な違いは、このふるえは’’じっとしているとき’’ではなく「動作の開始に伴いおこる」ということです。(コップや箸を持つ手がプルプルと震えてしまい、上手く口に運べないような状況ですね)

 

パーキンソン病の初期は日常生活を送るなかで、例えば歯を磨く動作に違和感を感じ始めた、字を書くときに、今まで大きく書けていた文字が小さくなった、きれいに書けなくなった、そんな身近な動作時に異変を感じたらできるだけ早く病院へ受診してください。

 

近くの個人医院の受診が一般的だと思いますので、その場合は「神経内科」の先生にご相談ください。

 

もしそのとき薬を常用されている方は「お薬手帳」も忘れず受診してくださいね。
(ふるえが薬の副作用の要因でないか判断のため)

 

パーキンソン病はゆっくりと症状が進むうえ、現段階は完治できる治療方法が解明されていません。
症状をできるだけ遅らせたり改善させるためには、早い段階でドーパミンの補充療法が必要となるので、少しでも心配な、気になる症状があれば、病院へ相談してください。